腸内環境が健康を左右する!?

腸内細菌の話

人の体には、あらゆるところに細菌がすみ付いています。

その中で、9割は腸内細菌です。

細菌の種類は数千種類以上(数でいえば100兆個)で、細菌どうしがお互いに協力・助け合って大きな花畑のような様相を呈して生きていることから《腸内フローラ》と呼ばれています。ブログ画像腸内フローラの状態は食べる物によって日々変化し、私たちの健康状態を大きく左右しています。
私たちが健康に生きていく為に大事なことは、腸内フローラを豊かに保つこと(腸内細菌の多様性を保つこと)です。

食生活に偏りがある人は腸内フローラの多様性に乏しく、
腸内細菌のエネルギーである食物繊維をしっかり摂取している人の腸内フローラは豊かです。ブログ画像
《身体の老化を早める食べ物》
身体の老化は腸の老化と密接な関係にあります。

最近発表された医学論文では、食物繊維を含む植物由来の食品の摂取量が多いほど、心疾患、糖尿病、大腸がんになる確率が減り健康寿命が延びると言われています。

逆に、腸の老化を早めるのが動物性たんぱく質と脂肪であることがマウスの実験などで実証されているとのことです。肉などの動物性食品を摂ると体格は良くなりますが、結局は筋肉は衰えて心身が萎えたフレイルという状態に陥ってしまいます。

近年の研究では、年齢を重ねても元気な人とフレイルになる人の違いが、体内の慢性的な炎症の有無にあることも明らかになってきているそうです。

日本人の研究者が発見した《酪酸菌》という腸内細菌に炎症を抑制する働きがあることも分かってきました。この酪酸菌を豊かにするためにも食物繊維を摂取することは重要なことです。

《食物繊維を効果的に摂取するには》
日頃の食事を通じて食物繊維をしっかり摂るようにするためには、主食を白いものから茶色いものに変えると良いでしょう。

それから、ご飯を炊く時に、大麦、玄米、発芽米などを追加することで食物繊維の摂取量を増やせます。

おかずには大根、ゴボウ、玉ねぎ、人参などの根菜類、大豆を中心とする豆類、さらにわかめ、昆布、海苔などの海藻類や魚類を積極的に取り入れると良いです。

食物繊維というとキャベツやレタスを思い浮かべる方も多いと思います。
それよりも、根菜類、豆類、海藻類などの発酵性食物繊維の方が腸内細菌にとってはより良いエネルギーになります。

朝食で食物繊維をしっかり摂ると、体の状態をリセットするという意味でおススメです。

恵比寿のリンパマッサージ専門サロン
美健樹

コメント

閲覧数の多い記事