体内の老化を防いでいつまでも若々しく生きる術
《あなたの体を老けさせるもの》
医学の分野における老化とは?
・酸化
・炎症
・糖化
この中でも近年、老化を加速させる要因として注目されているのが糖化。
糖化とは、
「食事などによって体内に溜まった余分な糖分が、タンパク質と結び付いて全身の組織を劣化させる現象」
のことをいうそうです。
人間の身体のほとんどは、タンパク質でできています。
そして、タンパク質は糖と結び付きやすい性質があり、体内に糖が溜まると老化加速物質AGEs(終末糖化産物)を発生させて、途端にもろくて壊れやすい状態に変化してしまう。
具体的には・・・
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血管では動脈硬化が起きやすくなる
骨は折れやすくなる
肌からハリや潤いが消えてシワ・くすみ・たるみが目立つ老け顔になる
AGEsが増えると筋肉量は減る傾向にある。
年齢が40歳を過ぎると、日ごろの習慣次第で老化のスピードに大きな差がでる。
一番効果的なのは食事の改善。他にも運動や睡眠にも気を配ることが大切。
《糖化の進み具合チェックリスト》
・揚げ物、カレー、ラーメン、お寿司が大好き
・外食では「ご飯大盛り」「食べ放題」を選びがち
・食卓に野菜が少ない、あるいは全くなくても気にならない
・甘いものに目がない
・食後に体を動かす習慣がない
過剰な糖質制限は逆効果。
糖化を防ぐ食事では「素材」と「調理法」が肝心。
AGEsは高温調理される程多くなる事を覚えておく!
①生(刺身)
②蒸す
③煮る
④炒める
⑤焼く
⑥揚げる
食事の順番は①から⑥の順番で食べるのがお勧め。
糖化は高血糖の状態で進行するので、血糖値を急上昇させる食材は避けるようにする。
血糖値が上がりやすい食材を食べるなら3日に1回程度にする。
《糖化を防ぐ食材》
食物繊維が豊富な野菜、特に緑の野菜が最適。(糖質が少ないか)
ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、レタスなど。
豆類、海藻類、豆腐などを使った海藻サラダなどにしても良い。
《懐石食べ》が食べ順の基本
付き合いなどで外食をする際は、野菜から食べること。
これだけで糖の吸収は穏やかになる。
《お茶の力》
食後や午後のティータイムにはハーブティーがお勧め。
カモミールに含まれるカミツレ抽出液には抗糖化作用があるので老化を防いでくれる。他には玄米茶、紅茶、緑茶も良い。
《絶食機関の設け方》
早めに夕食を摂り、翌日の朝まで12時間の空腹時間を設けると良い。
内臓が休まり、代謝異常の解消に効果がある。
毎日やらないというわけではない。
絶食後にAGEsの多い食事を摂らないように注意!
《抗糖化力を高めて生きる》
食事改善と合わせて運動と睡眠も大切にする。
食後に血糖値が上がるタイミングで軽い筋トレを行うことが理想。
・つま先立ち、かかと立ち
①何かに掴まりつま先で立つ:脛の筋肉を伸ばすことで、ふくらはぎの筋肉を収縮させる。
②かかとを下げ、かかとで立つ:脛の筋肉を収縮させてふくらはぎの筋肉を伸ばす。
①と②を繰り返す。
精神的ストレスは糖化を進行させる要因の一つ。
心がストレスを感じると交感神経が優位になり血糖値が上がってしまう。
食後の高血糖を防ぐために深呼吸がおすすめ。
・ゆっくり呼吸法
5秒かけて吸う
2秒保つ
7秒かけて吐く
睡眠不足が数日続くと、代謝に異常が出始め糖化に近い状態になってしまう。
睡眠不足は癌やアルツハイマー病の要因にもなるので、睡眠が乱れないようにする。
参考:致知5月号P118~P120
美健樹(恵比寿 リンパマッサージ)
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